仕事が、すこし忙しくなるとすぐ更新を途絶えさせてしまう。
毎日、きちんとブログを書いているひとの能力には脱帽だ。 そもそも、自分自身勉強不足だ。書きたいことは一杯あるのだが。 さて、昨日は、たまたま、ベテランの在東京の米国人ジャーナリストとわが社の同僚と3人で昼食をとった。北朝鮮問題、韓国、中国、靖国。太平洋戦争終了時のタイの方針転換の巧みさ。親日本から親米国へ。朴正きの暗殺未遂事件の謎。などなど。1回目?の暗殺事件の時、夫人が亡くなったが、その時、テレビ映像には5発の銃声が記録されているが、最近発表された韓国政府の文書には、4発とされている。なぜか。とか。東京に来たのは1960年の11月で44年間。私と同級生だねということになった。私は9月生まれなので日本人としては私が2ヶ月年上だ。 彼と話をしながら、東京裁判について、かなりの数の日本人が心から納得していないことを思った。そしてそのことと、日本が、中国と朝鮮半島で行ったこと、東アジアで行ったこと。それが侵略なのかどうか、植民地経営だったのかどうか。南京大虐殺はあったのかどうか。などなど考える。もちろんこのベテラン・ジャーナリストは、今まで飽きるほど、保守的日本人からわたしの疑念なんかを聞かされてきたことだろう。 日本人として正当と思える、東京裁判をもう一回できないかと、夢想する。米国の原爆投下、ソ連の条約違反、シベリア抑留の不当性も裁く場として。 東京裁判と靖国神社はべつものであり、靖国神社は、はっきりと東京裁判の不当性も視野にいれた上で、戦犯とされたひとをも祀っている。靖国神社は、日本に戦争犯罪人がいるという東京裁判判決に反対している。そのことを明確にアジアの人間に説明できるのか?それを説明するとしたら、まったく、別の真摯な謝罪と行動が必要になる。小泉首相が靖国に行くのは良いとして、では、太平洋戦争、日中戦争での日本の責任はどういう風にだれがとるのだ、ということを結局中国は問うているんだと思う。日本人は自分でそれをやる必要がある。例えば教科書。 もちろん議論はいろいろあるだろう。そもそも日本は「侵略」したのか?侵略とは何か?東京裁判日本側弁護団が主張したように、日本は安全保障上に必要性で韓国、中国に行ったのか?それをアジアの人間は受け入れることができるのか? #
by soulnote
| 2005-06-10 12:06
JR西日本バッシングに走るマスコミを見て、こりゃ、メディア総イエローペーパー化だなあと。私は毎朝そんな新聞は見る必要性を感じない。イエローペーパーがだめと言っているのではない。いやしくもメディアなら、自らの立ち位置は自己認識して紙面を書いてもらいたいのだ。オレはイエローだよと宣言して書くのがモラルだろう。新潮、文春、ポスト、現代、日刊スポーツ、東京スポーツ、夕刊フジやら日刊現代だって読む。これらのメディアの方がよっぽど良心的だ。1000万部、1000万人に共通の価値観で、共通にアプローチしうる巨大メディアの存在は形骸化しているとしか思えない。思いっきりクオリィティの高さを追求するメディアと、われわれの扇情したい心、覗き趣味を満足させてくれるメディアにきちんと分かれるしかないのでは。
#
by soulnote
| 2005-05-12 11:41
3日、4日は家族で相模湖の裏側、道志川のキャンプ場へ。ここは2年ぶり。バーベキューやら川遊びでのんびり過ごしたが、川の汚れが気になる。2年前の清冽な川ではなくなっている。
#
by soulnote
| 2005-05-07 08:08
JR福知山線脱線事故。JR西日本への感情的なバッシング吹き荒れている。ボーリング大会とその後の宴会なんて、なんの関係があるのだろう。こんな記事がテレビ、新聞のトップニュースになること自体が、死んだ方々にたいする冒涜であるような気がする。どういうメカニズムで車体は横転したのか? 本当に時速100km程度で列車は横転するのか? 直前の急ブレーキはどれくらい横転に関与しているのか? もちろん、経営効率をぎりぎりまで優先させてきた、JR西日本が、安全管理の面から、上記の横転のメカニズムを前もって、どのように研究し対策を練ってきたのか? この議論を詰めないとどうしようもない。どうも感情的な西日本憎しのゴミリークネタは組合問題もからんでいるような気がする。「組合」百害あって一利もない。
#
by soulnote
| 2005-05-06 12:17
カトラー:katolerのマーケティング言論「東アジアを覆うナショナリズムの影」が、今回の中国での反日騒ぎを美しく解析。柄谷行人のナショナリズム論を援用して、ナショナリズムの起源は、解体された農村共同体にあり、ネーション(民族)に創造的に回復されたものがナショナリズムだと言う。日本では、会社共同体が、「想像的に発見」されて農村共同体の代替を果たしたが、中国にはそのようなものがないだけに、もっと過激な民族主義が現出する可能性ありと。今後のグローバル化はこのナショナリズムをむしろ助長する。日本に立ち返ると、会社共同体が解体されつつある今、孤立化した50万人のニートがいつ「愛国」を叫びだすとも限らないと。
美しい分析だ。しかし根拠なし。 で、また一方、都市的人間から見ればどうか。 #
by soulnote
| 2005-04-20 11:26
|
プロフィール
製造メーカーから団体に出向中の国際関係初心者。
44歳。 カテゴリ
以前の記事
2016年 01月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 お気に入りブログ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||